「エクセル脱マウス」のポイントは「Ctrl+矢印」

「脱マウス」は当ウェブサイトの重要なテーマのひとつだが、エクセルを使った実務において重要なのは、とにかく軽快な操作だ。そして、脱マウスの鍵のひとつが「Ctrl」を使いこなすことにあるのだが、なかでも「マスト」は「Ctrl+矢印」だ。

PCの入門書などを見ると、決まって出て来るのが「マウスの使い方」だ。

ただ、エクセルを使う人は、たいていの場合、キーボードを併用する。キーボードは両手を使って操作するものであるため、マウスを使うためには、いったん片手(たいていの場合は右手)をキーボードから離してマウスを手にしなければならない。

しかも、すぐにマウスに手が届けば良いが、たいていの場合、「あれ?マウスってどこにあったっけ?」と手元を探したという経験を持つ方も多いだろう。どうしてもマウス操作をしなければならないことがあったら、著者調べで平均1秒、業務が停滞する。

サクサク仕事をしようと思っている人がマウスを使わなければならないのだとしたら、どうしても時間を取られてしまう、というわけだ。

もちろん、トラックパッドなどが併設されたノートPCやマウスボールが付随した外付けキーボードを使っているのであれば、まだそこまで時間のロスは生じないかもしれない。しかし、押すと確実に反応するキーボードに対し、マウスだとどうしてもポインタを表示させなければならないため、時間がかかってしまうだろう。

さて、エクセルを使った「脱マウス技」で最も基本的な論点のひとつとして押さえておきたいのが、矢印キー(図表1)だ。

図表1 矢印キー

当ウェブサイトの調べによると、この矢印キーを使っているビジネスマンは、全ビジネスマンのだいたい46%程度である。逆に言えば、残り54%の人は、この矢印キーを使っていない、ということでもある。

しかし、以前から当ウェブサイトで積極的に紹介している「Ctrl」キーなどを使えば、エクセルの操作が大変快適になる。つまり、「Ctrl」を押しながら矢印キーを押す、という使い方だ(図表2、なおCtrlは左右どちらでも良い)。

図表2 Ctrl+矢印キー

これの何が凄いかといえば、膨大なデータを扱うときに、一気にデータの端っこまで移動できる、ということにある。

たとえば、図表3の例だとデータ数が、なんと69473行(!)もある。

図表3 膨大なデータもスイスイ

これを、いちいちマウスのホイール等で動かすのではなく、「Ctrl+矢印」で一気に移動してしまうことができる。

ちなみに『オフィス2007』以降のエクセルは1048576行、16384列まで対応している。その気になれば、ちょっとしたデータベースを作ってしまうことだってできる(クエリなどの使い勝手はMicrosoft Accessなどには劣るが…)。

いずれにせよ、「Ctrl」を使った機能は大変便利なので、是非とも実務に活用していただきたい。